フェルスタッペン盤石3連勝 ホンダ勢は“黄金期”88年以来の5連勝 角田12位
F1第9戦オーストリアGP決勝 ( 2021年7月4日 シュピールベルク レッドブル・リンク=1周4・318キロ×71周 )
総合首位を走るレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン(オランダ)が1時間23分54秒543で3戦連続ポール・ツー・ウインによる今季5勝目、通算14勝目を挙げた。レッドブル・ホンダはセルヒオ・ペレス(メキシコ)を含めて第5戦モナコGPから5連勝。ホンダ勢の5連勝はアイルトン・セナ、アラン・プロストを擁して開幕11連勝を飾った1988年のマクラーレン・ホンダ以来33年ぶりの快挙となった。
フェルスタッペンはスタートから安定した走りで、4周目の再スタート後以降は後続を全く寄せつけなかった。17・973秒差の2位は5番手から出たメルセデスのバルテリ・ボッタス(フィンランド)で、3位にはマクラーレンのランド・ノリス(英国)が入った。メルセデスのルイス・ハミルトン(同)は4位にとどまり、レッドブル・ホンダのペレスが6位。アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリー(フランス)は9位だった。
自己最高の7番手グリッドからスタートしたアルファタウリ・ホンダの角田裕毅は12位に終わった。真っ先に1回目のタイヤ交換を行ったが、その後順位が伸び悩み、2度ピットインした際に2度ともラインオーバーして各5秒のタイムペナルティーを受けるなどミスが目立った。
▽決勝順位
(1)フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
(2)ボッタス(メルセデス)
(3)ノリス(マクラーレン)
(4)ハミルトン(メルセデス)
(5)サインツ(フェラーリ)
(6)ペレス(レッドブル・ホンダ)
(7)リカルド(マクラーレン)
(8)ルクレール(フェラーリ)
(9)ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
(10)アロンソ(アルピーヌ)
(11)ラッセル(ウィリアムズ)
(12)角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)
(13)ストロール(アストンマーチン)
(14)ジョビナッツィ(アルファロメオ)
(15)ラティフィ(ウィリアムズ)
(16)ライコネン(アルファロメオ)
(17)フェテル(アストンマーチン)
(18)シューマッハー(ハース)
(19)マゼピン(ハース)
リタイア オコン(アルピーヌ)