炎上、横転の波乱続出でもハミルトン余裕の5連勝 レッドブル・ホンダ勢が2・3位 F1バーレーンGP
F1第15戦バーレーンGP決勝 ( 2020年11月29日 バーレーン・サキール バーレーン国際サーキット=1周5・412キロ×57周 )
史上最多タイ7度目の総合優勝を既に決めているメルセデスのルイス・ハミルトン(英国)が1時間34分1秒829で5連勝を飾り、今季11勝目、通算95勝目を挙げた。レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン(オランダ)が3戦ぶりの表彰台となる2位。3位は同僚のアレクサンダー・アルボン(タイ)が6戦ぶり今季2度目の表彰台を確保し、レッドブル・ホンダ勢が2、3位を占めた。
スタート直後、3コーナーを過ぎた付近でハース・フェラーリのロマン・グロージャン(フランス)のマシンがアルファタウリ・ホンダのダニール・クビアト(ロシア)のマシンと接触し、フェンスを突き破って爆発・炎上する衝撃的な事故が発生。グロージャンは自力で脱出して搬送されたが、破壊されたフェンスの修理でレースは約1時間25分中断した。
再スタート直後の周回でもレーシングポイント・メルセデスのランス・ストロール(カナダ)のマシンがクビアトのマシンと接触して横転。マシンの撤収が終わる8周目までセーフティーカーが先導する波乱の序盤となった。しかし、レース再開後はポールポジション(PP)から出たハミルトンが、最初のスタートで2位に浮上していたフェルスタッペンとの差を徐々に広げ、タイヤ交換もスムーズにこなして逃げ切った。
残り3周では3位につけていたレーシングポイント・メルセデスのセルヒオ・ペレス(メキシコ)のマシンが火を噴き出してストップ。4位だったアルボンが3位に浮上した。最速ラップは1分32秒014のフェルスタッペンがマークした。
決勝の順位は以下のとおり。
(1)ハミルトン(メルセデス)
(2)フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
(3)アルボン(レッドブル・ホンダ)
(4)ノリス(マクラーレン・ルノー)
(5)サインツ(マクラーレン・ルノー)
(6)ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
(7)リカルド(ルノー)
(8)ボッタス(メルセデス)
(9)オコン(ルノー)
(10)ルクレール(フェラーリ)
(11)クビアト(アルファタウリ・ホンダ)
(12)ラッセル(ウィリアムズ・メルセデス)
(13)フェテル(フェラーリ)
(14)ラティフィ(ウィリアムズ・メルセデス)
(15)ライコネン(アルファロメオ・フェラーリ)
(16)ジョビナッツィ(アルファロメオ・フェラーリ)
(17)マグヌッセン(ハース・フェラーリ)
(18)ペレス(レーシングポイント・メルセデス)
リタイア ストロール(レーシングポイント・メルセデス)
リタイア グロージャン(ハース・フェラーリ)