セナ、プロスト…あのマクラーレン・ホンダがF1界に帰ってくる

[ 2015年1月1日 05:30 ]

F1アブダビ・グランプリの記者会見で、笑顔を見せるフェルナンド・アロンソ(左)とジェンソン・バトン

 世界のファンを魅了した、あの最強タッグがF1界に帰ってくる。マクラーレン・ホンダ。アイルトン・セナとアラン・プロストという伝説的ドライバーを擁し、88年には16戦中15勝という圧倒的な強さで日本に空前絶後のF1ブームをもたらした紅白のマシン。92年シーズンを最後に撤退し、その後ホンダとしてはエンジン供給やフルコンストラクター(エンジンや車体など全てを開発)参戦をしたが、マクラーレン・ホンダとしては23年ぶりの復帰を果たす。

 すでに走行テストを昨年の11月にアブダビで開始。同12月には、車体の衝撃テストにも合格し、来年3月の開幕戦へ向けて着々と準備が整っている。64~68年の第1期から数えて第4期と呼ばれる今回の参戦では、初めてハイブリッドエンジンを投入した。パワーユニットと呼ばれるエンジンとエネルギー回生システムを一括して開発し、本業である市販車販売へのフィードバックも期待されている。

 また、期待のドライバーにはフェルナンド・アロンソ(スペイン)とジェンソン・バトン(英国)、2人の元年間王者を起用した。昨年、圧倒的な強さを見せつけた王者メルセデス打倒へ、盤石の体制を整えたメード・イン・ジャパンに注目だ。

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2015年1月1日のニュース