タカタ欠陥で…日産、マーチなど10万台リコール

[ 2014年10月23日 17:31 ]

 日産自動車は23日、部品メーカーのタカタ(東京)が製造した運転席用エアバッグ装置が衝突時に破裂する恐れがあるとして、乗用車「マーチ」「キューブ」の2車種、計10万4905台(2008年11月~12年3月生産)のリコールを国土交通省に届けた。

 タカタ製のエアバッグをめぐっては、助手席用の装置が破裂する恐れがあるとして、昨年4月以降にトヨタ自動車、ホンダ、日産など各社がリコールを届けている。国交省の集計では、今回を含めたリコール対象は、国内で計約235万台、全世界で1000万台以上に拡大した。

 国交省によると、今回のトラブルは、タカタ側の部品の管理ミスが原因。エアバッグを膨らませるためのガス発生剤を詰める金属製容器内に誤った部品を取り付けたため、事故時にガスが外に出にくくなり破裂、けがをさせる恐れがある。

 6月に米ゼネラル・モーターズ(GM)が米国で同様のリコールを届けており、日産でも調査したところ、問題が発覚した。事故やトラブルの報告はない。輸出や海外生産分も約15万5千台あり、各国のルールに従って対処する。

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2014年10月23日のニュース