日産「セレナ」など25万台リコール エンストの恐れ

[ 2013年10月31日 15:31 ]

 日産自動車は31日、燃料内の水分が凍り付き、エンストを起こす恐れがあるとして、乗用車「セレナ」とスズキのブランドで生産した「ランディ」の2車種、計25万6519台(2010年11月~今年8月生産)のリコールを国土交通省に届けた。

 国交省によると、不具合は、気温が氷点下となる寒冷地で発生。車体前方のエンジンルームに風が入って燃料ポンプが冷やされると、ガソリンに混ざった水分がポンプのフィルター内で氷結して詰まり、エンジンへの燃料供給が止まる恐れがある。

 北海道で11年1月~今年2月、エンストや加速不良などのトラブルが47件発生。事故の報告はないという。

 日産はエンジンの制御プログラムを修正し、低温時には回転数を上げてエンジンルームを温めるといった対策で、氷結を防ぐとしている。

続きを表示

2013年10月31日のニュース