ホンダ新型オデッセイ、11・1発売 スライドドアを初採用

[ 2013年10月31日 12:05 ]

 ホンダは31日、上級ミニバン「オデッセイ」の新型車を発表した。11月1日に発売する。旧型より車内を広くし、オデッセイとしては初めて後部座席にスライドドアを採用した。価格は通常タイプが249万円から。スポーツタイプの「オデッセイ アブソルート」は295万円から。

 ホンダによると、上級ミニバンの国内市場は「ヴェルファイア」や「アルファード」などトヨタ車が強く、オデッセイは2012年の販売ランキングで8位と低迷。新モデルで巻き返しを図る。

 伊東孝紳社長は東京都内で開いた発表会で「ホンダ成長の原点の一つともいえる車だ。走りや使い勝手などを格段に進化させた」と述べた。

 オデッセイは1994年に初代が登場し、今回のモデルチェンジで5代目となる。競合車種に比べて車内が狭い欠点を補うため、車高を15センチ高くして内部の広さを確保した。一方で走行の安定性を失わないよう燃料タンクの形を工夫するなどして重心を下げた。

 エンジンも全面改良し、ガソリン1リットル当たりの走行距離を通常タイプで旧型より1・4キロ長い13・8キロ、アブソルートは3・0キロ長い14・0キロに向上させた。

 月間販売台数は4000台を計画している。

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2013年10月31日のニュース