三菱ふそう再リコール 1万3千台で対策不足
三菱ふそうトラック・バスは29日、燃料系統の不具合で昨年リコールした大型トラック「スーパーグレート」とバス4車種、計1万3564台(2009年11月~昨年10月生産)について、対策が不十分で改善しなかったとして、再リコールを国土交通省に届けた。
国交省によると、燃料ホースの内側をコーティングしている亜鉛が、燃料の成分と反応して固形物を生成。噴射装置に詰まってエンジンが始動しなかったり、白煙が出たりする恐れがある。
この不具合で、三菱ふそうは昨年12月にほぼ同数をリコールし、亜鉛を使っていない燃料ホースに交換した。だが、その後も159件のトラブルがあり、調査の結果、エンジン内に残った固形物が詰まりの原因と判明。再リコールし、洗浄剤で除去するという。
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