三菱自動車、ガソリン軽トラの生産終了 EVに集中
三菱自動車は29日、軽トラックの「ミニキャブ トラック」と軽商用バンの「ミニキャブ バン」のガソリンエンジンモデルの自社生産を本年度内に打ち切ると発表した。
三菱自は今後、需要の拡大を見込む電気自動車(EV)に経営資源を集中していく方針で、EV版の軽トラック「ミニキャブ・ミーブ トラック」と軽商用バン「ミニキャブ・ミーブ バン」については生産を継続し、開発態勢も強化する。
ガソリンの軽商用車は来春以降、スズキから相手先ブランドによる生産(OEM)で供給を受けて販売を継続する。
ガソリンエンジンモデル2車種は岡山県倉敷市の水島製作所で生産している。1988年度に計11万6710台あった国内販売台数は、2012年度は2万8474台と大きく減少した。
スズキは29日、三菱自のほか、日産自動車に対しても軽トラックなどをOEM供給することを明らかにした。スズキはマツダにも軽トラックなどをOEM供給している。
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