充実の琢磨 心身ともに20代の頃より強く感じる

[ 2013年4月27日 06:00 ]

優勝凱旋報告会見で、報道陣の質問に答える佐藤琢磨
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 【琢磨に聞く】

 ――優勝を振り返って

 「最終ラップはドキドキした。そこにいくまでは本当に楽しかった。緊張感は高かったけど、久々に味わった感覚。言葉で表現するのは難しい。むずむずした感じが久々にあって、気持ち良かった。チェッカーを受けた瞬間は、喜び爆発。無線でも大はしゃぎだったし、安ど感もあった」

 ――昨年までとの違いは

 「いろいろと経験して、インディの戦い方が分かった。シーズンというスパンで見ても、対応する力がついてきた。(モータースポーツは)チームスポーツで、レースは科学。チームワークを含めたクルー全員の働きに加え、ドライバーはミスなく攻めてレースをコントロールする。これまでの3年で培ってきた経験が発揮された」

 ――36歳という年齢について

 「20代のドライバーは勢いもあるし、筋肉の柔軟性とか一つのファクターを見たらかなわない。でも、モータースポーツは筋力があるからタイムが出るわけじゃない。メンタル的にはまだまだ急上昇だし、フィジカルも若い選手に負けないトレーニングをしている。心身ともに20代の頃よりも強く感じる」

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