充実の琢磨 心身ともに20代の頃より強く感じる
【琢磨に聞く】
――優勝を振り返って
「最終ラップはドキドキした。そこにいくまでは本当に楽しかった。緊張感は高かったけど、久々に味わった感覚。言葉で表現するのは難しい。むずむずした感じが久々にあって、気持ち良かった。チェッカーを受けた瞬間は、喜び爆発。無線でも大はしゃぎだったし、安ど感もあった」
――昨年までとの違いは
「いろいろと経験して、インディの戦い方が分かった。シーズンというスパンで見ても、対応する力がついてきた。(モータースポーツは)チームスポーツで、レースは科学。チームワークを含めたクルー全員の働きに加え、ドライバーはミスなく攻めてレースをコントロールする。これまでの3年で培ってきた経験が発揮された」
――36歳という年齢について
「20代のドライバーは勢いもあるし、筋肉の柔軟性とか一つのファクターを見たらかなわない。でも、モータースポーツは筋力があるからタイムが出るわけじゃない。メンタル的にはまだまだ急上昇だし、フィジカルも若い選手に負けないトレーニングをしている。心身ともに20代の頃よりも強く感じる」
続きを表示