ダイハツ「ムーヴ」改良 軽初の自動ブレーキ搭載
ダイハツ工業は20日、一部改良した軽自動車「ムーヴ」を発売した。軽では初めて、自動ブレーキによる衝突回避の支援システムを搭載したほか、燃費性能を高めた。低価格で維持費も安い軽はスズキやホンダも新型車を相次いで投入しており、開発競争は激しさを増しそうだ。
衝突回避支援システムは、レーダーで前方の車を検知し、衝突の危険があれば自動的にブレーキがかかる。コストを抑え、価格に5万~6万円の上乗せでシステム搭載車が買える(ターボエンジン車を除く)。
燃費は従来のガソリン1リットル当たり最大27キロから同29キロに向上。ライバルのスズキ「ワゴンR」(同28・8キロ)を上回る。改良ムーヴの価格は107万円から。
東京都内で記者会見した伊奈功一社長は「ホンダの新型車投入で競争は激しい。従来の軽の概念にとらわれない、燃費が良く安全な車を提供していきたい」と話した。
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