トヨタ、印の販売８割増　１１年、戦略車効果で

　トヨタ自動車のインド現地法人は１日、２０１１年の新車販売台数が前年比８２％増の１３万６１５０台だったと発表した。インド戦略車として投入したエティオス・シリーズが全体の伸びをけん引した。

　インドの自動車市場は、高金利や経済の減速を受けて伸び悩んでいるが、トヨタは戦略車効果で販売を拡大。１１年初めに販売を開始したセダンの「エティオス」と、同年６月に投入したハッチバック型の「エティオス・リーバ」の合計で６万３５７５台を販売した。

　トヨタは今後もインド国内の販売店網を拡張させるなどして販売増を目指すほか、今春から南アフリカにエティオス・シリーズの輸出を開始する方針だ。