乗用車の新燃費基準決定 1リットル当たり20・3キロに

[ 2011年10月20日 18:38 ]

 経済産業省と国土交通省は20日、2020年度を目標に、乗用車の燃費を販売車種平均で24・1%向上させるよう各メーカーに義務付ける新たな燃費基準を決めた。パブリックコメントなどの手続きをしていた。両省は12年春に関係法令を改正する。

 ガソリンや軽油などを燃料とする乗用車が対象。ガソリン車の場合、1リットル当たりの走行距離を09年度の平均実績値16・3キロから20・3キロに引き上げる。15年度を達成年次とする現行の目標値(17・0キロ)と比べても19・6%の燃費向上が必要になる。

 現行の基準では、乗用車の重量の区分に応じて目標値を設定しているが、新基準では、メーカーごとに販売した車の燃費の平均値が、目標値を下回らなければ達成したとみなす。電気自動車は、販売台数に占める比率が少ないとして対象から外した。

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2011年10月20日のニュース