自家用車、世帯保有数は5年連続減

[ 2011年8月23日 18:43 ]

 自動車検査登録情報協会が23日発表した自家用乗用車(軽自動車含む)の普及状況調査によると、今年3月末時点の1世帯当たりの保有台数は1・076台となり、前年同月末に比べ0・004台減少した。新車販売の低迷が続き、減少は5年連続となった。

 東日本大震災で大きな被害を受けた岩手、宮城、福島3県の22市町村は世帯数が未集計のため、2010年3月末の数値で計算。同協会は「津波で流された世帯や自動車数が反映されておらず、今年は参考値的なもの」としている。

 今年3月末の乗用車の総保有台数は0・4%増の5788万8005台。07年以降は世帯数の増加ペースが上回っており、世帯当たりの普及台数は減少傾向にある。

 都道府県別では、福井県が1・748台で最も高く、富山県(1・715台)と群馬県(1・667台)が続いた。最も低いのは東京の0・484台だった。いずれも前年と同じ順位。

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2011年8月23日のニュース