フェラーリなど反対…F1新エンジン計画ピンチ!

[ 2011年5月23日 06:00 ]

 F1を統括する国際自動車連盟(FIA)のジャン・トッド会長が推進してきた新エンジンの13年採用計画が消滅の瀬戸際に立たされた。

 この計画は現行の2・4リットルV8気筒から燃費を50%向上させた1・6リットル4気筒ターボのエンジンに変更しようというもの。トッド会長は燃料を浪費するだけというF1のマイナスイメージを払しょくし、大メーカーのホンダやフォルクスワーゲンの参戦を呼び込もうとしていた。

 しかし、多気筒、大排気量エンジンが市販車の売りであるフェラーリをはじめ新エンジンの開発も進めていたルノーやメルセデスも開発費に膨大な費用がかかるとして反対を表明。FIA側が形勢を逆転するのは難しそうだ。

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2011年5月23日のニュース