新車販売 最大の下落率 震災で生産縮小

[ 2011年4月1日 17:37 ]

 日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)が1日発表した3月の国内新車販売台数は、前年同月比35・1%減の計43万7599台となり、1974年の33・3%減を上回り、1968年の統計開始以降で最大の下落率だった。

 東日本大震災で自動車各社は生産を大幅に縮小。供給が不足した上、被災しなかった地域でも顧客の購入意欲が落ち込んだ。自販連は「震災前の在庫がなくなりつつあり、4月は3月より厳しいかもしれない。メーカーは早く生産を本格化してほしい」としている。

 3月の販売台数の内訳は、軽自動車を除く登録車が37・0%減の27万9389台で、過去最大の下落率だった。軽自動車は31・6%減の15万8210台で、過去2番目の下落率となった。

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2011年4月1日のニュース