鈴鹿8耐 ムサシRTが初優勝

[ 2010年7月26日 06:00 ]

 第33回鈴鹿8時間耐久ロードレース(鈴鹿8耐)決勝が25日、三重・鈴鹿サーキット(1周5・871キロ)で猛暑の中で行われ、清成龍一・高橋巧・中上貴晶組のムサシRTハルク・プロが215周の周回で初優勝した。

 メーカーのホンダは2年ぶり23度目、清成は05、08年に続き3度目の優勝。20歳の高橋と18歳の中上(決勝不出走)は最年少優勝記録を更新した。2位は伊藤・玉田組のケーヒン・コハラ、3位は秋吉・レイ・高橋裕紀組のF・C・C TSRでホンダ勢が表彰台独占。2連覇を狙ったヨシムラスズキwithエネオスの加賀山・酒井・青木組は6位に終わった。

 ≪高橋巧は感涙≫20歳の高橋巧は清成がチェッカーフラッグを受けると歓喜の涙を流した。「きつかった。自分のペースを保って走った」。ライバルのTSRとヨシムラは転倒でタイムを大きくロスしたが、若さに似合わず冷静な走りでチームに初優勝をもたらした。08年と09年は代役出走で3位だったが、英国スーパーバイク選手権(BSB)に参戦する清成とのコンビで表彰台の頂点に到達。「ホンダが世界に行かせてくれるのを期待したい」。鈴鹿8耐制覇をきっかけに世界へ羽ばたけるか。

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2010年7月26日のニュース