トヨタのテストドライバー成瀬弘氏が事故死

　トヨタ自動車のテストドライバーとして歴代のスポーツカー開発にかかわった成瀬弘氏が２３日、ドイツ・ニュルブルク近郊の道路を走行中に対向車と衝突し、地元警察によると、成瀬氏は死亡した。６７歳だった。

　対向車の２人も重傷。トヨタなどによると、成瀬氏はトヨタが１２月に生産開始予定の高級スポーツカー「レクサスＬＦＡ」の試験走行中だった。対向車（ＢＭＷ）の２人もテストドライバーという。成瀬氏は６３年入社。「トヨタ２０００ＧＴ」「セリカ」などの開発に従事し、現在も開発の最前線で活躍していた。