亜久里氏全面敗訴…16億円返済「免れられない」

[ 2010年6月25日 06:00 ]

鈴木亜久里氏

 08年5月でF1を撤退したスーパーアグリのチーム代表だった鈴木亜久里氏らが、ばんせい山丸証券から16億2000万円の返済を求められた訴訟の判決で、東京地裁は24日、請求全額の支払いを命じた。

 これとは別に、ばんせい側と結んだ財務アドバイザリー契約料4725万円については、鈴木氏だけに返済を命じた。鈴木氏側はばんせい側の元役員から紹介された企業からスポンサー契約が入金されないことを知っていれば借り入れをしなかったと主張したが、浜秀樹裁判長はレース活動に窮していたと判断。「被告らの主張が事実であるとしても、借入金の返還義務を免れ得るものではない」とした。スーパーアグリを運営したエー・カンパニーの秋田史社長は「非常に残念。今後、弁護士と相談して控訴することになると思う」とコメントした。

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2010年6月25日のニュース