バトン逆転で今季2勝目!可夢偉は4戦連続リタイア

[ 2010年4月18日 18:42 ]

優勝したバトン(左)とハミルトン

 自動車のF1シリーズ第4戦、中国グランプリ(GP)は18日、上海で決勝を行い、予選5位だったマクラーレン・メルセデスのジェンソン・バトン(英国)が今季2勝目、通算9勝目を挙げた。2位にはルイス・ハミルトン(英国)が入り、マクラーレン・メルセデス勢がワンツーフィニッシュを決めた。3位はメルセデスのニコ・ロズベルク(ドイツ)だった。ミハエル・シューマッハー(ドイツ、メルセデス)は10位。小林可夢偉(ザウバー・フェラーリ)はスタート直後に、スピンした他車と接触し、開幕から4戦連続でリタイアとなった。

 バトンがオーストラリアGPに続き、雨中のレースを制した。ライバル勢がレース序盤で続々とタイヤ交換する中、天候の変化を読んで20周目まで交換を我慢したのが奏功。「運で勝ったんじゃない。チームの戦略勝ちだ」と強調した。
 2位は同僚のハミルトン。チームとして2007年のイタリアGP以来のワンツーフィニッシュに、昨年の総合王者は「素晴らしいね」と声を弾ませた。

 ▼ジェンソン・バトンの話 マシンの出来が良かった。年間総合王者争いでトップになったが、シーズンは長い。改善すべきところはいっぱいあるので、まだまだ気は抜けないね。

 ▼小林可夢偉の話 スタートは良かったけど、1周もしないうちに他車がぶつかってきて終わってしまった。残念としか言いようがない。(共同)

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2010年4月18日のニュース