ユース王者・武藤涼太が世界1位に大金星! WBO-AP王者・藤田健児に世代交代告げる7回TKO勝ち
プロボクシングDYNAMIC GLOVE on U-NEXT 43 WBOアジア・パシフィック・フェザー級タイトルマッチ10回戦 武藤涼太(松田)《TKO7回2分13秒》藤田健児(帝拳) ( 2026年5月6日 東京・後楽園ホール )
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WBOアジア・パシフィック(AP)フェザー級9位の挑戦者・武藤涼太(21=松田)がアマ10冠でWBO―AP王者・藤田健児(32=帝拳)に7回TKO勝ちし、新王者に輝いた。戦績は武藤が10勝6KO1敗1分け、初黒星を喫した藤田が10勝5KO1敗。
世代交代を告げる大金星だ。悲願のベルトを手にした武藤は「率直にうれしい。勝つことができて本当に良かった」と大号泣。陣営と何度も熱い抱擁を交わした。
王者の出はなをくじいた。開始のゴングと飛び出した武藤は初回から左右のフックを強振。「逃げられてもすぐくっついて、相打ち上等でいった」。強烈な右フックで、左回りの相手の動きを止め、完全にペースを掌握。接近戦でガードが上がる相手の“クセ”も研究通りで「多分いけるな」。接近戦の離れ際でも強烈な左右のフックで何度も相手をぐらつかせ、7回に強烈なアッパーをヒットさせたところでレフェリーが試合をストップした。
王者からではなく、挑戦者側からの対戦オファーだった。過去にスパーリングをした経験もあり「リスペクトはもちろんある」と話していた王者へ異例のオファー。調整期間には不安に感じることもあったが「前向きな気持ちでできた。やるからにはベルトを獲るつもりだった」と話す。23年スーパーバンタム級全日本新人王の21歳が、5度目の防衛を目指した32歳の王者を圧倒。調整期間ではこれまで苦手だった800メートル走のタイムで過去の記録を更新するなど「過去の自分に勝てたことが自信になった」と胸を張る。
松田ジムとしては初のWBO―APのベルト。地域王座も21年ぶりの奪取となった。試合直前の世界ランキングではWBOフェザー級で13位にランクイン。「元々、勝って入る運命」と話していた通り、WBO1位の藤田からの“番狂わせ”で大幅アップが見込まれる。それでも「王者になってもまだ自分が防衛できる(王者の)レベルではないと思う。日々レベルアップしたい」と勝って兜の緒を締めた。今後は白紙。スーパーバンタム級での戦いも見据えながら、さらなる高みを目指していく。
一方の藤田は11戦目での初黒星。前日には「世界一歩手前まできていると思う。フェザー級で世界を獲るための一戦だと思っている」と世界初挑戦への“前哨戦”と位置づけていたが、まさかの陥落。思わぬ敗戦で世界戦線から後退した。
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