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“世紀の一戦”井上尚弥VS中谷潤人の勝負の分かれ目は? 元世界王者プロモーター「微妙な差だった」

[ 2026年5月6日 17:00 ]

<世界統一スーパーバンタム級TM 井上尚弥・中谷潤人>8回、見合う中谷(右)と井上。笑顔?(撮影・島崎 忠彦)
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 「トレジャーボクシングプロモーション」の代表で元WBO世界スーパーフェザー級王者の伊藤雅雪氏(35)が6日までに「トレジャーボクシングプロモーション」の公式YouTubeチャンネルを更新。2日に開催された井上尚弥VS中谷潤人の“世紀の一戦”について振り返った。

 2年ぶりの東京ドームで、史上初の日本人同士の4団体統一戦。日本ボクシング史上最多5万5000人のファンの前で勝者となったのは尚弥だった。1Rはお互いフェイントの掛け合い。尚弥は左ジャブ、右ボディーストレートなどで時折り中に入ろうとするが、中谷は左のカウンターで中に入らせない。重苦しい立ち上がりとなった。ジャブを上下に散らして右を出すが、なかなかクリーンヒットが両者ともできない展開が続いた。

 8Rに入って前への圧力をかけてきた中谷のパンチをかわし、左ジャブから右を繰り出すが、互いにクリーンヒットはない。10Rに左目上の眉間の当たりを偶然のバッティングで中谷が流血。11Rは尚弥が左右のアッパーで中谷にパンチを当てた。採点は116-112、115―113、116―112の判定3ー0で防衛に成功した。

 中谷が中間距離間で尚弥と同等に戦い抜いたことに驚いたという伊藤氏。「中谷選手が中間距離間でやり取りできるとは思わなかった。これに向けてレベルアップしてきたと思う。もっとグイグイいくと思ったし、前足の取り合いだったね」と振り返った。

 勝負を分けたのは11Rの尚弥が放った右アッパーだったと分析した。「試合を通してずっと微妙な差だった。唯一挙げるなら11Rの右アッパー。あれは効いたというよりも痛かったと思う。初めて気持ちが“痛ぇ…やべぇ…”なっている表情の潤人だった。それ以外は0.5ポイント差ぐらいで尚弥が取っていた印象だった」と説明した。

 「潤人が取ったのは8~10R。井上尚弥が体を打たれて“ちょっと嫌だな…”と思う。それを11Rも続きそうになったところで、あの右アッパーで一気に変わった。11~12Rは尚弥が支配した。尚弥の出入りのスピードとハンドスピードもハンパなかった」と総評した。

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