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藤木勇我 尚弥の前でプロテスト合格も気になる評価「どう思ってるのかな…」 6・10デビュー戦相手決定

[ 2026年4月13日 22:27 ]

公開プロテストでスパーリングを行う藤木
Photo By スポニチ

 アマチュアボクシング9冠で49戦全勝33RSCの藤木勇我(18=大橋)が13日、所属ジム主催興行内で公開プロテストを受験し、合格した。メインイベント前に合格を伝えられ「プロボクサーとして試合に挑めることをうれしく思う」と笑みを広げながら「昨年11月の全日本選手権が終わってから、ずっとプロになると決めていた。形的にはここからだが気持ち的にはだいぶ前からスタートしている。(改めて)頑張ろうという気持ち」と力強く話した。

 「井上尚弥の再来」とも呼ばれる逸材がついにプロの第一歩を踏み出した。日本ライト級ユース王者の橋本舞孔(20=DANGAN)との公開スパーリングでは、鋭いジャブを見せながら、2回にはタイミング抜群のカウンターの右ストレートをヒット。高校時代に全国大会全てで優勝したことから「THE KING」の愛称がつく怪物は、接近戦でも高い技術も見せつけた。「緊張はしなかった。リングの中が熱いなと思ったくらいで楽しかった」と少し前まで高校生だったとは思えない、貫禄を漂わせながら「(デビュー戦の)6ラウンドを想定したテンポでやってしまったことは反省点。自分のボクシングはまだまだこんなもんじゃない。デビュー戦までにしっかり仕上げたい」と気を引き締めた。

 リングサイドには同門の大先輩、世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(33)や弟のWBC世界バンタム級王者・拓真(30=ともに大橋)らが駆けつけた。「緊張はしなかったが、どう思ってるのかな、と。気になります。内容も良くなかったので」と本音も。アドバイスを求めるか、と問われると「そんなの聞けないです」と苦笑いで謙遜した。

 6月10日の興行のメインイベントでデビュー戦となる59・9キロ契約6回戦を行う予定。対戦相手もWBOアジア・パシフィック・スーパーフェザー級15位ウィラ・ミカム(28=タイ、21勝13KO2敗)に決定した。すでに相手の映像を見ていることを明かし「もうデビュー戦に向けてやっている。日本人選手も勝っているし、タイトルマッチも経験している。プロキャリアも多いのでそこは注意しながら集中して自分のボクシングを貫きたい。勝てればなんでも。いろいろ試して自分のスタイルをお客さんに見せられたら」と誓った。

 ◇藤木 勇我(ふじき・ゆうが)2007年(平19)12月25日生まれ、大阪市出身の18歳。元プロボクサーの父の影響で小1年から競技を始める。興国高では全国大会を全制覇し、23年のアジアジュニア選手権、24年の世界U19選手権で優勝するなど高校9冠を達成。アマチュア戦績は49戦全勝33RSC。1メートル70の右ボクサーファイター。

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