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58歳のタイソンを破った世界的ユーチューバー 今度は39歳の元世界王者チャベス息子に判定勝ち

[ 2025年6月29日 15:22 ]

ジェイク・ポール(右)がチャベス・ジュニアを攻め立てる(AP)
Photo By AP

 世界的ユーチューバー兼プロボクサーのジェイク・ポール(28=米国)が28日(日本時間29日)、米カリフォルニア州アナハイムで行われたプロボクシングのクルーザー級10回戦で、元WBC世界ミドル級王者フリオ・セサール・チャベス・ジュニア(39=メキシコ)に3―0で判定勝ちした。

 ポールは序盤から手数でチャベス・ジュニアを圧倒。生気のない表情でリングに上がったチャベス・ジュニアは4回後半からようやくパンチを出し始め、8回以降は攻勢を仕掛けたが、ポールはしのいで逃げ切った。ジャッジの採点は99―91、98―92、97―93でいずれもポールを支持した。

 メキシコ系住民の多い土地柄、会場ではチャベス・ジュニアへの声援とポールへのブーイングが起きた。昨年11月、58歳の元統一世界ヘビー級王者マイク・タイソン氏を19年ぶりにリング復帰させて一方的な判定勝ちを収め、批判を浴びたポールは「全てのブーイングは栄誉だ。完璧だったし、(相手のパンチは)10発くらいしか当たらなかった」と余裕の表情。データ会社CompuBoxによると、チャベスが実際に当てたパンチは61発だったが、ポールがヒットさせたのは2倍以上の140発だった。自身でプロモート会社を経営し、有名人との対戦で話題を集めてきたポールは、次戦の相手について問われると「(待機の)行列が長いから並んで待たないといけない。チケットを取ってくれ」とうそぶいた。戦績は12勝(7KO)1敗。

 チャベス・ジュニアは世界3階級を制したメキシコの伝説的英雄、フリオ・セサール・チャベス氏の息子。2011年にWBC世界ミドル級王座を獲得して3度の防衛に成功したが、ドーピング違反や体重超過、薬物中毒などトラブルを繰り返して転落し、一時は治療施設に強制入院させられた。昨年7月、2年7カ月ぶりにリング復帰して勝利を収めたが、試合前半は父チャベス氏がリングサイドで激怒するほど消極的なファイトに終始。試合後は「前半負けていたので後半で勝とうと思った。彼(ポール)は強い。まだ王者と戦うレベルではないが、良い選手だ」と話した。戦績は54勝(34KO)7敗1分け。

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