42歳ドネアが負傷判定勝ちでWBAバンタム級暫定王座獲得 1階級でWBA3人目の世界王者誕生に批判も
プロボクシング WBA世界バンタム級暫定王座決定戦 同級5位 ノニト・ドネア(フィリピン)<12回戦>同級8位 アンドレス・カンポス(チリ) ( 2025年6月14日 アルゼンチン ブエノスアイレス )
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世界5階級制覇王者のノニト・ドネア(42=フィリピン)がWBA世界バンタム級暫定王者となった。
2023年7月以来約1年10カ月ぶりの復帰戦で、フライ級での世界挑戦経験を持つアンドレス・カンポス(28=チリ)と暫定王座決定戦で対戦。9回に偶然のバッティングでドネアが右目上をカットし、試合続行不可能となったため負傷判定となり、3―0で判定勝ちした。ジャッジの採点は88―83、87―84、87―84だった。
ブエノスアイレスのカジノを舞台に行われた試合は初回1分過ぎから頭がぶつかる場面があり、カンポスが右目を押さえて痛がった。ドネアは2回からエンジンがかかり、代名詞の左フックを振るったほか、中盤からはボディーで14歳下の相手を攻め立てた。負傷判定勝ちという結果に「このようなことになって残念。アルゼンチンの人々に私の戦士としての魂を見せたかった」と話した。
ドネアはWBCバンタム級王者だった22年6月に井上尚弥(32=大橋、現世界スーパーバンタム4団体統一王者)との再戦に2回TKO負け。23年7月の再起戦でも判定負けしており、勝利は21年12月以来3年半ぶりだった。WBAは左目を手術した堤聖也(29=角海老宝石)が王者から休養王者となり、現在はアントニオ・バルガス(28=米国)が正規王者。暫定王者となったドネアはバルガスと団体内王座統一戦を戦う権利を得たが、バルガスは7月30日に同級3位・比嘉大吾(29=志成)と防衛戦を予定している。同じ団体で1つの階級に3人目の世界王者が誕生することになり、今回の暫定王座決定戦を認めたWBAを批判する声が出ている。
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