重岡銀次朗 7・28に初のメインでV3戦決定 「熱い試合したい」滋賀初の世界戦でKO防衛誓う
IBF世界ミニマム級タイトルマッチ 重岡銀次朗《12回戦》ペドロ・タドゥラン ( 2024年7月28日 滋賀ダイハツアリーナ )
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プロボクシングIBF世界ミニマム級王者の重岡銀次朗(24=ワタナベ)が29日、都内の所属ジムで会見し、7月28日に滋賀県大津市の滋賀ダイハツアリーナで行われる「奥井グループ presents 3150FIGHT vol.9」滋賀大会で同級1位ペドロ・タドゥラン(27=フィリピン)との指名試合に臨むことを発表した。
滋賀県初のボクシング世界戦開催。3度目の防衛戦でメインイベンターを務めることが決まった重岡銀は「興行のメインはずっとやりたかった。自分が今まで以上に盛り上げて、(自分の試合を)見たことない方のためにも熱い試合をしたい」と気合十分に話した。
これまでは兄・優大(27=同)と兄弟で防衛戦を行ってきたが、優大が3月のタイトルマッチで敗れ王座から陥落。次戦は23年1月以来の“独り立ち”となるが「いつもだったら兄ちゃんが横にいるんですけどね。まあ僕1人でもやれるんであまり関係ない」と笑わせた。当日、優大はセコンドに入る予定だといい「かなり心強い。一番僕のことを分かっているし、的を射たことを言ってくれる頼れる存在」と変わらず兄弟での共闘を誓う。
元IBF世界王者タドゥランはこれまでKO負けのない左構えの選手。重岡銀は「いずれ戦うことになると思っていた。好戦的で今までやってきた中でも強い選手。その選手を倒してこそ評価されると思う。しっかり倒して防衛したい」と気合十分。担当する町田主計トレーナーも「タドゥランはファイタータイプで銀次朗とかみ合うと思う。上と下で一回ずつ倒そうと話している」と自信を口にした。
今月10日にはプエルトリコで開かれたIBF年次総会に出席。昨年4月にレネ・マーク・クアルト(フィリピン)に9回KO勝ちした一戦がIBFミニマム年間最高KO賞に選ばれ、表彰を受けた。また現地では元WBO世界ミニマム級王者イヴァン・カルデロン氏が会長を務めるジムで練習に参加。同氏からは「もっと頭を振れ」とアドバイスを受けたことを明かし「課題のディフェンス面のヒントになった。いい経験ができた」と収穫を口にした。
3150FIGHTの亀田興毅プロモーターは今後、地方での世界戦開催を行う構想を明かし「いずれ重岡兄弟のダブル世界タイトルマッチを熊本で開催したい」と話し「(重岡銀の目標の)13回の防衛、そして王座統一に向けてしっかりクリアしてほしい」と期待を寄せた。
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