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「世界一性格の悪い男」が貫くフリーレスラーとしての「信念」 鈴木みのる「みんな勘違いしてるのが…」

[ 2024年1月8日 20:31 ]

鈴木みのる
Photo By スポニチ

 フリープロレスラーの鈴木みのる(55)が8日までに更新されたYouTube「山崎一夫【公式】やまちゃんねる」にゲスト出演。一匹狼として業界を生き抜く信念を語った。

 1988年に新日本プロレスでデビューした鈴木は、UWF、プロフェッショナルレスリング藤原組、パンクラスを経て、2003年にフリーへ転向。対戦する相手を徹底的に罵倒し、我の強さを試合に投影するファイトスタイルで、「世界一性格の悪い男」の異名を持つ。現在も日本の団体だけでなく、アメリカやイギリスのマットにも呼ばれる「超売れっ子」。実業家としても、グッズ販売やイベント企画などを手掛ける「パイルドライバー」の代表取締役として店頭にも立っている。

 UWF時代の先輩で、チャンネルのホスト役を務める山崎一夫氏が「フリーだからって、だれでもこう(売れっ子に)なるわけじゃないからね」と腕と頭を指し、鈴木の実力と頭脳を称え、「次に呼ばれるように“続く”にして団体を去って、また呼ばれるっていうね。ここまでしないとフリーで生きていくのは大変なこと」と、うなった。

 黙って聞いていた鈴木は「フリーのレスラーがみんな勘違いしているのが…」と切り出したのが、自身のスタンスだった。「フリーだから、自分が好き勝手できると思っている。違うんですよ。フリーで一番大事なのは、相手が得すること」と極意を口にすると、山崎氏は「お、深いね」と聞き耳を立てた。

 「オレを呼んだ会社が儲かる、得をするということが毎回あると、また来てよって呼ばれるようになる。それに見合ったお金が発生するので。でも、ほとんどの人は自分が得をしようとするので、それで呼ばれなくなっちゃうんですよね」

 どの団体に上がっても、「ドラマ」を作れる名レスラーの重い言葉。一般社会でも、十分に通用する「格言」といっていい。

 

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