重岡優大の世界挑戦は中止か WBCミニマム級王者パンヤが病気で入院、来日できず
WBC世界ミニマム級タイトルマッチ 重岡優大 12回戦 パンヤー・プラダブシー ( 2023年4月16日 東京・代々木第2体育館 )
プロボクシングWBC世界ミニマム級3位・重岡優大(25=ワタナベ)が16日に東京・代々木第2体育館で予定していた世界初挑戦が中止となる可能性が高くなった。
WBC世界同級王者パンヤ・プラダブシー(32=タイ)が病気で来日できなくなったと複数のタイのメディアが3日に報じた。パンヤは1日に発熱して無理にロードワークを行ったものの体調が優れなかったためトレーナーへ報告。2日に入院して検査を受けた結果、インフルエンザ感染が判明したという。同メディアは病院でベッドに横たわっている王者の写真を掲載した。
パンヤは40戦39勝(23KO)1敗で、20年11月に前王者ワンヘン・ミナヨーティン(タイ)に判定勝ちして王座を奪取。昨年8月に田中教仁(三迫)に判定勝ちするなど3度の防衛に成功し、重岡の挑戦を受けるため7日に来日予定だった。6戦全勝(4KO)の重岡は3日に都内の所属ジムで練習を公開し、「つまんねえ試合はしたくない。迫力ある試合を見せたい」と意気込んでいた。代替試合が組まれるかは未定。重岡の弟・銀次朗(23=ワタナベ)は16日の興行で、IBF世界ミニマム級暫定王座決定戦をレネ・マーク・クアルト(26=フィリピン)と戦うことになっている。
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