亀田興毅氏の雑誌破りパフォーマンスも重岡兄弟は“塩対応”…4・16ダブル世界挑戦
プロボクシング・ダブル世界戦 ( 2023年4月16日 東京・代々第2体育館 )
世界初の「兄弟同日同階級世界王者」を目指す重岡優大(25=ワタナベ)銀次朗(23=同)の兄弟が、亀田流パフォーマンスを拒否した。元世界3階級制覇王者・亀田興毅氏(36)が手がける興行「3150FIGHT」第5弾の全カードが25日、都内のジムで発表され、ともに世界挑戦する重岡兄弟も出席。亀田氏は「ボクシングの試合は世間的に認知度が低い。PRしていかないと。亀田流のパフォーマンスを伝授したい」と、現役時代さながらに分厚い漫画雑誌を真っ二つに破るパフォーマンスを披露した。
しかし、亀田氏に同じパフォーマンスを促された重岡兄弟はそろって“塩対応”。優大は「俺たちはちょっといいかなって」と拒否し、1月の世界初挑戦前の公開練習で亀田氏とのスパーリングを断った銀次朗も「試合が終わったらいくらでもパフォーマンスしますから」と続こうとしなかった。亀田氏は「俺一人、浮いてるぞ」と肩を落としたが、優大が「(雑誌は)あとで読みます」と返すと、「俺はもう帰る!頑張れよ、お前ら!」と悲痛な叫びを残してジムを去った。関係者は「“脱亀田”に成功しました」と話して笑いを誘った。
4月16日の興行で、WBC世界ミニマム級3位の優大はWBC同級王者パンヤ・プラダブシー(32=タイ)へ世界初挑戦。1月6日のIBF同級王者ダニエル・バラダレス(28=メキシコ)への挑戦が偶然のバッティングで無効試合となったIBF同級4位の銀次朗は、同級3位レネ・マーク・クアルト(26=フィリピン)とIBF暫定王座決定戦を戦う。この日は追加カードとして、ヘビー級8回戦の日本同級王者・但馬ミツロ(KWORLD3)―ナビーン・バーマ(インド)、スーパーフェザー級8回戦の日本同級4位・奈良井翼(RK蒲田)―アーノン・ユーパーン(タイ)も発表され、4月16日の興行は全9試合となった。
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