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尚弥 歴代最多6度目MVP!白井&具志堅超え「最高の結果出せた。自分自身も満足」

[ 2023年2月9日 04:30 ]

井上尚弥
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 プロボクシングの2022年度年間表彰選考会が8日に開かれ、最優秀選手(MVP)に前4団体統一世界バンタム級王者・井上尚弥(29=大橋)が選ばれた。井上は5年連続6度目の受賞で、白井義男、具志堅用高の5度を抜く歴代最多受賞。年間最高試合は昨年4月9日の世界ミドル級王座統一戦ゲンナジー・ゴロフキン(40=カザフスタン)―村田諒太(37=帝拳)となった。

 ボクシング担当記者によるMVP投票で、井上は36票のうち33票を集めた。22年はいずれも王者相手にKO勝ちし、アジア人、バンタム級史上初の4団体王座統一を達成。日本人初となる米リング誌のパウンド・フォー・パウンド(PFP、全階級を通じての最強ランキング)1位と、満票を逃したのが不思議なほど。「例年にも増して非常に濃密な一年だった。その上で最高の結果を出せたこと、自分自身も満足している」とコメントした。

 「新たな階級での挑戦となる。ファンの方がヒリヒリ、わくわくするようなボクシングをお見せできるよう、より一層精進する」という23年はスーパーバンタム級で4階級制覇を狙う。米メディアはWBC&WBO統一同級王者スティーブン・フルトン(米国)への挑戦が5月頃に日本開催で合意と報じたが、国内関係者も「問題ない」と認め、来日条件などを調整中と明かした。フルトンは7日にポッドキャスト番組で「格の違いを見せつけることになる。俺のようなスタイルの相手と戦ったことがあるか?」と井上を挑発した。

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