ライトヘビー級3冠王者ベテルビエフが8回TKOで19連続KO勝利 KO率100%キープ
プロボクシングのWBC&IBF&WBO統一世界ライトヘビー級タイトルマッチ12回戦は28日、英ロンドンのウェンブリー・アリーナで行われ、統一王者アルツール・ベテルビエフ(38=カナダ)がWBC&IBF3位、WBO1位の挑戦者アンソニー・ヤード(31=英国)に8回2分1秒TKO勝ちし、WBC王座4度目、IBF王座7度目、WBO王座初の防衛に成功した。ベテルビエフは13年6月のプロデビューから19連続KO勝ちで、現役世界王者唯一のKO率100%をキープ。ヤードは23勝(22KO)3敗となった。
ハードパンチャー同士の打撃戦でベテルビエフは4回に右、5回には左の強打を効かせたが、ヤードも5回に右をこめかみにヒットさせるなど激しく打ち合い、6回にベテルビエフが左目上、ヤードが右目下から出血。7回はヤードが左フックや右アッパーで攻勢をかけたが、ベテルビエフはコーナーでパンチをまとめて反撃すると、8回には右の打ち下ろし2発でついにダウンを奪取。ヤードは立ち上がって再開に応じたが、セコンドが棄権の意思を示したためレフェリーは試合はストップ。ベテルビエフはキャンバスに突っ伏して喜んだ。7回までの採点はジャッジ2人が68―65、67―66でヤード、1人が68―66でベテルビエフを支持していた。
ライトヘビー級はWBAスーパー王者がドミトリー・ビボル(32=ロシア)。昨年、“カネロ”こと4団体統一世界スーパーミドル級王者サウル・アルバレス(32=メキシコ)の挑戦を退けるなど米リング誌の年間最優秀選手に選出されたビボルと、ベテルビエフの4団体王座統一戦が期待される。試合後、ビボル戦について問われたベテルビエフは言葉を選びながらも「4つのベルトを全て獲れたらいい」と話した。
アンダーカードで行われたWBA世界フライ級タイトルマッチ12回戦は王者アルテム・ダラキアン(35=ウクライナ)が、コ同級1位ダビド・ヒメネス(30=コスタリカ)の挑戦を115―113、115―113、116―112の3―0判定で退け、6度目の防衛に成功。戦績を22戦全勝(15KO)とした。コスタリカ初の世界王座獲得を逃したヒメネスはプロ初黒星で12勝(9KO)1敗。
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