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アントニオ猪木さん 1・23旭日中綬章ダァ~!従四位も授与、プロレスラーで初の快挙

[ 2023年1月17日 04:30 ]

アントニオ猪木さん
Photo By スポニチ

 昨年10月1日に心不全で死去した元プロレスラーで参院議員も務めたアントニオ猪木さん(享年79)が従四位と旭日中綬章を授与された。16日、猪木さんの肖像権などを管理する猪木元気工場(IGF)が発表した。

 授与日は亡くなった日にさかのぼる。旭日中綬章は6段階ある「旭日章」の上から3番目。日米の友好親善などに貢献した故ザ・デストロイヤーさん、日本とメキシコの友好親善に貢献したミル・マスカラスが5番目の旭日双光章を受章しているが、旭日中綬章はプロレスラーとして初の快挙となる。12年間(2期)の議員生活での功績などが評価された。

 今回の叙位・叙勲の伝達は、猪木さんの有名な決めぜりふ「1、2、3、ダァー!」にちなんだ1月23日に行われ、遺族を代表して実弟の猪木啓介氏(74)が勲章などを受け取る予定。その後に遺族が会見する。同日は、1999年1月に亡くなったジャイアント馬場さん(享年61)の誕生日でもある。啓介氏は「先生方もいろいろ働きかけていただいて、素晴らしい賞を頂きました。本当にありがたいことですし、兄貴も上(天国)で喜んでいると思います」とコメントした。

 今月4日には、猪木さんが創設した新日本プロレスが東京ドームで追悼大会を開催。お別れ会は3月7日に東京・両国国技館で予定している。

 ▼旭日中綬章 社会のさまざまな分野で顕著な功績を挙げた人を表彰する勲章が「旭日章」。中綬章は勲三等に相当する。死去後に贈られた例としては、2016年に元横綱千代の富士(本名秋元貢、享年61)が受章した。

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2023年1月17日のニュース