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晝田瑞希「ピンクのベルトは私が獲る運命」 入江聖奈のかつてのライバルがWBO王座獲りに自信

[ 2022年11月30日 17:57 ]

<WBO女子世界スーパーフライ級王座決定戦>「W」「B」「O」「ハートマーク」のネイルで前日計量に望んだ晝田瑞希
Photo By スポニチ

 プロボクシングのWBO女子世界スーパーフライ級王座決定戦(12月1日、後楽園ホール)の調印式と前日計量が30日、東京都文京区の日本ボクシングコミッション事務局で行われ、前日本女子バンタム級王者・谷山佳菜子(35=ワタナベ)はリミットの52・1キロ、前日本女子フライ級王者・晝田瑞希(26=三迫)は400グラムアンダーの51・7キロでパスした。ともに日本王座を返上して初の世界挑戦となる。

 晝田はプロ4戦目で、世界王座獲得なら富樫直美(ワタナベ)、佐伯霞(真正)に並び日本人最速タイとなる。トレードマークのピンクの髪に白のミニスカート、にピンクのふわふわのジャケットというド派手な衣装で登場した晝田「やっぱり(WBOの)ピンクのベルトは私が獲る運命。あした必ずゲットします」と宣言した。

 岡山工高在学中にボクシングを始め、自衛隊体育学校に進んだ晝田は18年にフライ級、19年にはフェザー級と全日本選手権2階級制覇を達成。しかし、同年12月の「ボックスオフ」で入江聖奈(日体大)に2―3で敗れ、東京五輪出場の夢を絶たれた。その入江が東京五輪で金メダルを獲得し、先日の全日本選手権を最後に現役を引退した。

 入江の最後の試合はYouTubeで見たそうで、全日本2連覇で有終の美を飾ったかつてのライバルの姿からも刺激を受けた。
 「うらやましいです。聖奈は東京五輪で金メダルを獲って、あれだけ注目を集め、キャラクターも唯一無二。そして謙虚でいい子。そのまま走り向けて本当に辞めちゃう。自分の思った通りの道を突き進んでいる」

 アマ時代に悔しい負けを経験したからこそ、「プロでは絶対に負けない」と決意した。入江とは違う道を選んだが、晝田も自分の思う道を突き進む。

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2022年11月30日のニュース