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去就未定の村田諒太「客観的に見てやめるべきところ、翻してリスクを背負う覚悟がついていない」

[ 2022年10月21日 19:02 ]

WOWOWでゲスト解説を務めた村田諒太
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 プロボクシングの前WBA世界ミドル級スーパー王者・村田諒太(36=帝拳)が21日、都内でWOWOW「エキサイトマッチ」の収録に参加した。24日放送予定の4団体統一世界スーパーミドル級タイトルマッチ、王者サウル・“カネロ”・アルバレス(32=メキシコ)―WBAスーパー&IBF統一世界ミドル級王者ゲンナジー・ゴロフキン(40=カザフスタン)でゲスト解説を務めた。

 4月の世界ミドル級統一戦でゴロフキンに9回TKO負けして以来、去就未定となっている村田は「何も言えねえってやつですよ」と笑いを誘った。「実際に決まってないですよ。明日の天気が変われば変わるのかもしれないし」と気持ちが固まっていないことを強調し、「覚悟はつかんですわ、そんなもの。4、5カ月、もしかするともっとかもしれない、また2年かもしれない、それを努力を続けろって、なかなか。そして結果としてね、今、絶対的にどう見たって、客観的に見たらやめるべき立場のところを、わざわざ翻してまでリスクを背負いにいくかっていうと、よっぽどの覚悟とデターミネーション(決断力)がないとできないでしょうから。今はまだついてないですよね」と説明した。

 現在は自宅近くのジムへたまに行っているという。「太りたくないんで。たまに汗を出して、やっぱいいな、気持ちいいなって感じ」と話し、「こうパンチを打ったらもっとええんちゃうとやってるうちに、もっと強くなれるなと思いながら、ちょい待てと。4カ月ぐらい、またあの厳しい(練習の)日々を毎日、キャンセルなしで頑張れるんけと。いけるか、その覚悟があるか。負けたら、あのとき(ゴロフキンに)負けた瞬間にやめとけばよかったものの、欲を出してアホなことしてからな、最悪やなホンマに、と言われかねないプレッシャーをはねのけようという覚悟ができているか、と言われたら、そんなものない」と胸中の葛藤を明かした。

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2022年10月21日のニュース