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亀田興毅氏の3150FIGHT 東洋王者の力石と6試合の専属プロモート契約「来年のうちには世界へ」

[ 2022年10月21日 17:12 ]

専属プロモート契約を結んだ(左から)亀田興毅氏と緑ジムの力石政法、松尾敏郎会長
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 ボクシングイベント「3150FIGHT」を手がける元世界3階級制覇王者の亀田興毅ファウンダー(創業者、35)が21日、名古屋市緑区の緑ジムで会見し、プロボクシング東洋太平洋スーパーフェザー級王者・力石政法(28=緑)と専属プロモート契約を結んだことを発表した。契約は6試合で、力石の所属は緑ジムのまま変わらない。「3150FIGHT」は日本同級6位の奈良井翼(RK蒲田)と契約したことを今月6日に発表しており、専属契約は2人目となる。

 興毅氏は「もっとボクシングの価値を高め、盛り上げるために、いきなり世界戦ではなく、世界戦の手前から選手それぞれのストーリーをつくって、みなさんに知ってもらいたい。そのためにも複数試合が必要」と意図を説明。緑ジムの松尾敏郎会長は1年ほど前から興毅氏と協力関係にあり、力石は今年8月にエディオンアリーナ大阪で開催された「3150FIGHT vol.3」で保持する王座の初防衛に成功している。今回は正式な契約に至った。

 興毅氏は「引き抜きは一切せず、(弟の大毅氏が会長を務めるKWORLD3への)移籍も禁止している」と改めて強調。松尾会長は「ドン・キングやボブ・アラムのようにプロモート(に専念)するシステムを日本も取り入れるべきだと思っていた。彼(興毅氏)の考えに賛同している」と日本にも名をとどろかせた海外プロモーターの名を挙げ、期待を示した。

 力石は「兄(元WBC世界ライトフライ級王者の矢吹正道)と同時に世界チャンピオンになれたら、と思っている。決まった試合を完璧に勝ち続け、来年は世界に挑戦したい」と意気込んだ。興毅氏は「来年のうちに世界へいくことを目指してマッチメークしていく。これから3戦目か、4戦目か。力石選手はスピード、パンチもあるし、12ラウンドをしっかり戦える。イケメンで人気も出ると思う」と期待をかける。次戦は来年1月6日の3150FIGHTが有力で、対戦相手については「世界ランカーとやらないといけない。いろいろ考えて交渉中」とした。

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2022年10月21日のニュース