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井岡 最終目標はVSエストラーダ!ロマゴン破った男とキャリア集大成で「一番やりたい」

[ 2022年7月15日 05:20 ]

5度目の防衛を報じる各スポーツ新聞を前に本紙1面(東京最終版)を手にする井岡
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 プロボクシングWBO世界スーパーフライ級王者の井岡一翔(33=志成)が5度目の王座防衛から一夜明けた14日、都内で会見を開いた。元4階級制覇王者ドニー・ニエテス(40=フィリピン)との18年12月以来の再戦は3―0判定の完勝でリベンジ。傷のない顔で「いつも(の試合後)は安心感が強いが、今回はうれしい気持ちが強い」と振り返った。

 次戦は大みそかにIBF王者との統一戦を目指す。昨年末に井岡との統一戦が流れた前IBF王者ジェルウィン・アンカハス(30=フィリピン)は2月に現王者フェルナンド・マルティネス(30=アルゼンチン)に敗れたが、両者は8月に再戦の見通し。勝者との対戦へ陣営は水面下で交渉を続けている。井岡も「流れ的にはそのラインが強いと思う」と認めたが、「スーパーフライ級で評価が高いのは2人」とWBAスーパー王者フアンフランシスコ・エストラーダ(32=メキシコ)、元4階級制覇王者ローマン・ゴンサレス(35=帝拳、ニカラグア)との対戦も熱望した。

 「一番やりたい」と明かしたのは昨年3月に“ロマゴン”を破ったエストラーダだ。一時引退していた18年、既に軽量級のスターだったエストラーダの試合を米国で観戦したことが、現役復帰を決意する転機となった。統一戦にこだわるのも、「ベルトをまとめないと彼を引きずり出せない。井岡とエストラーダがやるしかない、という空気に巻き込んでいくため」だ。「近い将来に4団体統一をしたい」と話した井岡にとって、年齢的にもエストラーダが“ラスボス”となる可能性は高い。「海外でしっかり認知されて、試合をしていければ」と米国でのビッグマッチにも意欲を示した。

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