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天心 若い世代へメッセージ!「決断力が大事」4月RISEラストマッチ、6月武尊と世紀の一戦

[ 2022年2月10日 07:00 ]

4月に開催される「RISE ELDORADO 2022」で対戦が発表された那須川天心(左)と風音。那須川にとっては主戦場のRISEラストマッチとなる。 
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 立ち技打撃格闘技RISEは9日の記者会見で4月2日に東京・代々木第一体育館で開催される「RISE ELDORADO 2022~Tenshin Nasukawa Finalmatch~」の対戦カードを発表。今大会がRISEラストマッチとなるRISE世界フェザー級王者の那須川天心(23=TARGET/Cygames)は昨年行われた「RISE DEAD OR ALIVE2021 ―53kgトーナメント」で優勝した同門の風音(23=TEAM TEPPEN)と対戦することが決定した。会見内で那須川は若い世代へメッセージを送った。

 那須川は若い選手たちへ「何を目指しているかによるんですけど、僕はとにかく有名になりたかったというのもありますし、最年少でRISEのベルトを獲ったりしていろいろと活躍はしてきたんですけど、チャンピオンって価値があるようで僕はそこまでないと思うんですよね」と語り始めた。「唯一無二になれるのかっていうのが大事だと思うので、プロモーターである伊藤会長が試合のオファーを出した時点ですぐに“やります”と言えるか言えないか。決断力が僕は大事かなと思います」と話した。

 そして「チャンピオンなんていくらでもいるじゃないですか。価値を持てる選手はなかなかいないと思うので、オンリーワンの選手になれるように自分をプロモーションしたりとか勝ち続けることは難しいので、あとは勝ち方や負け方もそうですし、負けても“次もこいつの試合が見たい”と思われる選手にならないと戦ってる意味がないと思います。格闘技ってリングで戦っているのは10分ぐらいしかないじゃないですか。その中で自分の人生をどれだけ懸けられるかが大事だと思うので、前進前進でいく姿勢が大事かなと思います」と持論を展開した。

 本来4月の試合でキックボクシングを卒業する予定だったが、キックボクシングへの“ケジメ”として6月にファン待望のドリームカードであるKー1史上初の3階級王者で現スーパー・フェザー級王者武尊(30=SAGAMI―ONO KREST)との一戦がキックボクシングラストマッチとなる那須川。キックボクシング卒業後は新たな挑戦としてボクシングへ転向する。「格闘技だけじゃないですよね。人生においても挑戦する人はキラキラしてるし、カッコイイと思うので何事も挑戦してほしいと思います」と常に挑戦し続ける那須川から若い世代へのメッセージを送った。

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2022年2月10日のニュース