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WBO世界フライ級王者・中谷潤人、24歳誕生日に始動 2022年は「大きな試合をしたい」 

[ 2022年1月2日 17:09 ]

24歳の誕生日に始動したWBO世界フライ級王者・中谷潤人は新年の誓いを記した色紙と干支の虎の飾りがついた鏡餅を手に笑顔をみせる
Photo By スポニチ

 プロボクシングWBO世界フライ級王者・中谷潤人(24=M.T)が2日、相模原市の所属ジムで2022年の初練習を行い、新たな年に、さらに飛躍することを誓った。

 昨年12月29日に予定されていたクリスチャン・ゴンサレス(22=メキシコ)との防衛戦は延期となったが、大みそかまで練習を続け、元日に休んだだけ。この日が24歳の誕生日の中谷は、昨年を「良い結果と良い評価を頂いて良い1年だった」と振り返り、今年の目標として「まずは防衛をすることだけど、フライ級で大きな試合をしたい気持ちもある」と、統一戦などビッグマッチの実現を掲げた。

 一昨年11月に王座を獲得した中谷は昨年9月に米アリゾナ州トゥーソンで指名挑戦者のアンヘル・アコスタ(プエルトリコ)に4回TKO勝ちし、日本人史上初となる米国での初防衛に成功。12月にはWBA世界ミドル級スーパー王者・村田諒太(帝拳)とIBF世界同級王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)の王座統一戦とのダブル世界戦で“凱旋”を予定していた。

 新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の海外での感染拡大を受け、政府が外国人の新規入国を原則禁止したため、延期となったが、コロナ禍での延期は王座獲得前から何度も経験しているだけに動じていない。「前回も前々回も試合に向けて作った部分が成長になった。やりたかった気持ちはあるけど、積んできた経験を無駄にしないように意識している」と前向きだ。延期決定前に80ラウンドのスパーリングを消化。その後も体の反応や感覚をにぶらせないため、週1回ペースでスパーを行い、いつ決まっても大丈夫な準備をしている。今後、新たな日程が決まれば、そこから逆算して万全の状態に仕上げていく計画だ。

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2022年1月2日のニュース