“カネロ”4団体統一に成功「これはメキシコのみんなのための勝利だ」

WBA・WBC・WBO・IBF世界スーパーミドル級王座統一戦12回戦   サウル・アルバレス―カレブ・プラント （ 2021年11月6日    米ラスベガス ）

サウル・アルバレス
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　“カネロ”ことサウル・アルバレスがIBF王者プラントをTKOで下し、4団体統一に成功した。

　中盤にギアを上げて主導権を握ると、11回に左フックを利かせ、右アッパーの追撃でダウンを奪う。立ち上がったところを一気にたたみ掛け、2度目のダウンでレフェリーストップを呼び込んだ。

　海外メディアによると、4団体統一王者は史上6人目、メキシコ人では初の快挙。カネロは「これはメキシコのみんなのための勝利だ。ビバ！メヒコ！」と喜びを爆発させた。スーパーウエルター級からライトヘビー級まで世界4階級制覇を達成し、階級を超えて強さをランキングするパウンド・フォー・パウンドでも頂点に君臨する男は、両者合わせてファイトマネー5000万ドル（約56億7000万円）と言われるビッグマッチで新たな歴史をつくった。