WBO世界フライ級王者・中谷潤人が後楽園ホールで初防衛を報告へ、サイン入りグローブのプレゼントも計画
プロボクシングWBO世界フライ級王者の中谷潤人(23=M・T)が10月8日に東京・後楽園ホールで行われる所属ジムの主催興行でファンに初防衛を報告することが決まった。中谷は今月10日(日本時間11日)に米アリゾナ州トゥーソンでの同級1位アンヘル・アコスタ(プエルトリコ)に4回TKO勝ちして、日本人選手では史上初めて米国で初防衛に成功した。
10月8日の興行にはジムメート5選手が出場。メインイベントでは石沢開が春口直也(橋口)と日本ミニマム級最強挑戦者決定戦、セミファイナルでは神足茂利が56.6キロ契約8回戦で池側純(角海老宝石)と対戦する。中谷はセミファイナルの前にリングに上がり、“ホーム”後楽園ホールのファンに自らの言葉で米国での初防衛を報告。来場者には抽選で2組にサイン入りグローブをプレゼントする予定だ。
14日に帰国し、ホテル隔離を含めた隔離期間を28日に終えた中谷は「いつでも試合ができる準備をしておきたい」と、この日からジムワークを再開。シャドー、ミット打ち、サンドバッグ打ちなどに約1時間汗を流した。次戦の時期や相手は決まっていないが、「年内にやりたい気持ちはある。日本でも海外どちらでもいい」と希望。日程や相手が決まれば、逆算して走り込み合宿やスパーリングも開始するという。
将来的にはスーパーフライ級への転級も視野に入れているが、まずはフライ級でWBCフリオ・セサール・マルティネス(メキシコ)がターゲットに統一戦の実現を目指す。
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