×

拳四朗が新型コロナ感染 9月10日のV9戦は延期か

[ 2021年8月26日 17:23 ]

寺地拳四朗
Photo By スポニチ

 プロボクシングのWBC世界ライトフライ級王者・寺地拳四朗(29=BMB)が新型コロナウイルスに感染したことが分かった。所属するBMBジムの寺地永会長が26日、オンライン会見して発表した。寺地は9月10日に京都市体育館で同級1位・矢吹正道(29=緑)と9度目の防衛戦が予定されているが、延期される見通しとなった。

 寺地はV9戦に向け定期的にPCR検査を受けていたが、今月23日に東京の拠点とする三迫ジムで寺地を担当する加藤健太トレーナーの陽性が判明。濃厚接触の疑いがあり、24日には37.5度の発熱があったため、改めて検査を受け、25日に陽性と判定された。現在は自宅待機中で36.9度の微熱があるものの、他に症状はなく、保管所の指示を待っている状態。三迫ジムの三迫貴志会長によると、加藤トレーナーも軽症で自宅療養中という。

 V9戦の開催について寺地会長は「プロモーターの判断に委ねる」とし、明言を避けたが、「当初は間に合うのではという思いもあったが、保健所の指示を待ってのスタートになるので、10日は難しいと思っている」との見解を示した。

 寺地は昨年、飲酒による不祥事が週刊誌に報じられ、12月に予定されていた世界戦が中止。日本ボクシングコミッションから制裁金300万円、3カ月のライセンス停止などの処分を受けた。今年4月に久田哲也(ハラダ)に判定勝ちして8度目の防衛に成功して防衛記録更新への再スタートを切ったばかりだった。

続きを表示

2021年8月26日のニュース