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パッキャオ、判定負けも「全力は尽くした」 大統領選出馬は「来月発表する」

[ 2021年8月22日 14:34 ]

マニー・パッキャオ
Photo By スポニチ

 プロボクシングのWBA世界ウエルター級タイトルマッチ12回戦は21日(日本時間22日)、米ネバダ州ラスベガスのT-モバイルアリーナで行われ、休養王者マニー・パッキャオ(42=フィリピン)は、スーパー王者ヨルデニス・ウガス(35=キューバ)に0-3の判定で敗れた。

 初回からパンチの交換を繰り広げ、速い回転のコンビネーションでウガスを攻めたパッキャオだったが、11日前に急きょ対戦相手が変更になったことも影響してか、身長で9センチ、リーチで5センチ上回るウガスに有効打を浴びる場面も多く、ジャッジ3者は113―115、112―116×2と、全員が相手を支持。パッキャオは「対応しきれなかったと部分はある。確かに難しい試合だった。微調整をするのが大変だった」と振り返り、「こういう結果に終わったが、全力は尽くした」と話した。

 世界6階級制覇を達成している“アジアの英雄”は来年5月のフィリピン大統領選出馬が噂され、今回がラストファイトになる可能性が指摘されていた。今後も現役を続けるか問われたパッキャオは「分かりません。少し休んで考えて判断したい」と回答。インタビュアーが「政治家のような答えでした。大統領選に出馬しますか」と踏み込むと、「それは来月発表します」と明言を避けたが、「ボクシングよりも大変な問題が政局にはある。「人々の助けになりたい」と続けた。

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2021年8月22日のニュース