アリ孫 初回KO勝利デビュー、21歳ミドル級「少しだけ歴史をつくった」
ボクシングの元ヘビー級世界王者、故ムハマド・アリ氏(米国)の孫で21歳のニコ・アリ・ウォルシュ(米国)が14日、オクラホマ州タルサ近郊でジョーダン・ウィークス(米国)とのミドル級ノンタイトル戦に臨み、1回1分49秒でTKO勝ちしてプロデビュー戦を白星で飾った。
アリ氏と2番目の妻の三女、ラシーダ・アリ・ウォルシュさんの息子のアリ・ウォルシュは、祖父のために作られた白に黒のラインが入ったトランクスをはいてリングへ。序盤から果敢に攻め、ダウンを奪った後、連打でレフェリーに試合を止めさせた。
リング上のインタビューで、「期待に応えられた。少しだけ歴史をつくったと思う。ここまでずっと感傷的になる旅路だった。祖父のことを思っていた」と解放感に浸った。祖父もプロモートし、今回の試合も手がけた大物興行主ボブ・アラム氏は「遺伝子を信じていた」とねぎらった。
アリ氏と3人目の妻の娘、レイラ・アリはかつて女子スーパーミドル級世界王者だった。
続きを表示