尚弥に聞く「カシメロと戦いたいと思ってた」「モチベーション上がる」
WBO世界バンタム級タイトルマッチ12回戦 ○王者ジョンリール・カシメロ 判定 同級4位ギレルモ・リゴンドー● ( 2021年8月14日 米カリフォルニア州カーソン )
WBA&IBF世界バンタム級統一王者・井上尚弥(28=大橋)がWBO王者ジョンリール・カシメロ討ちを改めて宣言した。カシメロは14日(日本時間15日)にギレルモ・リゴンドーに2―1で判定勝ちして4度目の防衛に成功し、勝利インタビューで井上を挑発。井上は不快感を示し、4団体統一実現へのターゲットとなるカシメロへの闘争心をかき立てた。
【尚弥に聞く】
――試合の感想は?
「カシメロと戦いたいと思っていたので、結果としては良かったんじゃないですかね。ただ、カシメロが判定で勝つというのは予想外でした」
――カシメロが残ったことでモチベーションは上がった?
「その方が盛り上がるじゃないですか。リゴンドーだと盛り上がらないし、自分のモチベーションも上がらないだろうし」
――カシメロの挑発は気にならない?
「いい影響しかないですよ。こっちのモチベーションを上げてくれるし、それに相手が勝手に(イベントを)盛り上げてくれるので(笑い)」
――ドネアとの再戦の可能性もあるが、前回とは違う展開になる?
「あの時は自分も2回に目を痛めたし、一度戦ったことでドネアもこちらの手の内が分かっているので戦い方が変わるでしょうね」
――改めて次戦について。
「相手に関してはドネアかカシメロで、年内の対戦で交渉中というところです。場所は日本かアメリカになりそうです」