入江聖奈、歴史的1勝!日本女子ボクシング五輪初出場で初勝利
東京五輪第2日 ボクシング女子フェザー級1回戦 ( 2021年7月24日 両国国技館 )
20歳の入江聖奈(日体大)が日本代表の先陣を切った。ヤミレト・ソロルサノ(エルサルバドル)に5―0で判定勝ち。12年ロンドン五輪から実施されているボクシング女子に日本人選手が出場するのは初めてで、歴史的1勝を挙げた。
笑顔で入場した入江は、立ち上がりから足をよく動かし、生命線の左ジャブで組み立て右ストレートや左右のボディーをヒットさせた。3回に反撃に出たソロルサノの乱打戦に巻き込まれそうになりながらも冷静に対処。ジャッジ5者の採点は30―27×2、30―26×2、30―24とフルマークの快勝だった。
鳥取県米子市出身。母の持っていた漫画「がんばれ元気」を読んで小2でボクシングを始めた。中学までは陸上・中距離の選手としても活躍し、中1で全国中学駅伝に出場したが、米子西高入学後はボクシングに専念。2、3年時に全日本女子ジュニア選手権を連覇し、2018年には世界ユース選手権で銅メダルを獲得した。
期待のホープは「他の皆さんに活気を与えるためにも、勝利で始めたい」と宣言していた通り、快勝で日本選手団を勢いづけた。
入江は26日の2回戦では第2シードのフルド・ハリミエプムラヒ(チュニジア)と対戦する。
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