JBC永田理事長「真摯に受け止めたい」 ドーピング騒動で井岡所属ジムが上申書
プロボクシングWBO世界スーパーフライ級王者・井岡一翔(32)が所属するAmbitionジムが日本プロボクシング協会(JPBA)に対し、日本ボクシングコミッション(JBC)の役員退任などを求めた上申書を提出したことを受け、JBCの永田有平理事長が取材に応じ、「真摯に受け止める」と話した。
永田理事長は上申書について「報道で知った」とし、4つの要望のうち、ドーピング規定については「NPB(日本野球機構)を参考に新たな検査体制の構築を進めている」とし、情報管理に関しては第三者によるガバナンス委員会の設立を明言。役員退任については「私は辞めることよりも、これらの制度をしっかりと作ることが誠意ある対応だと考えている」とし、今後については「協会から申し入れがあれば真摯に受け止めます」と含みを持たせた。
井岡と、対戦相手だった田中恒成(25=畑中)両陣営には直接謝罪する意向で、畑中側とは面会はしたものの、「納得はしもらえなかった」と説明。井岡側は現状では直接会っての謝罪は受け入れないとしていることも明かした。
28日には公式サイトに「お詫び」の文書を掲載したが、永田理事長は「井岡選手にはうちのミスでご迷惑をかけたので頭を下げ続けるしかない。名誉回復、誠意ある対応…望んでいることをしてあげたい。畑中サイドにも、ご心配をかけて申し訳なかった」と改めて謝罪した。
2021年5月31日のニュース
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