竹迫司登「ボクシングの日」に1年4カ月ぶりリング「派手な試合を」
プロボクシング日本ミドル級タイトルマッチ10回戦(19日、後楽園ホール)の前日計量が18日に行われ、王者・竹迫司登(ワールドスポーツ)、挑戦者で同級1位の国本陸(六島)ともにリミット(72.5キロ)を300グラム下回る72.2キロでパスした。
東洋太平洋&日本王座の2冠を保持する竹迫の日本王座4度目の防衛戦。当初は昨年5月に予定されていたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響と竹迫の左肩の故障で計4度も延期。竹迫にとっては1年4か月ぶりの試合となるが、「ケガで気づけたこともある。この1年4カ月を無駄にすることなく成長できたと思う」と自信を示した。
貪欲さが裏目に出た。質よりも量を求めたことが体の負担になり、故障の原因となった。すべてのトレーニングを見直し、何が目的か、どこを鍛えるのか目的を見極め、負荷や量を調整。以前よりも練習量を減らしながらも“進化”を実感できたという。
最初の延期の時は「一番ショックが大きく、このままボクシングができないんじゃないかと思った」という。それでも19年3月に結婚した麻裕夫人(28)と話し合い、「生活のレベルを落としてもボクシングを続ける」と決意を固めた。
5月19日は、1952年に白井義男が日本人として初めて世界王者になり、日本プロボクシング協会が制定した「ボクシングの日」。その日に1年4カ月ぶりのリングに立つ竹迫は「むちゃくちゃ光栄だし、テンションが上がります。自分の成長を見せて派手な試合をします」と約束した。
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