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葉月さな、大差判定負けで世界王座奪取ならず「もっと上手く戦えたら…」 

[ 2021年1月31日 17:59 ]

<IBF女子世界ミニマム級タイトルマッチ10回戦>王者カスタ・バジェに判定で敗れた葉月さな(YuKOフィットネスボクシングジム提供)
Photo By 提供写真

 プロボクシングのIBF女子世界ミニマム級タイトルマッチ10回戦は30日(日本時間31日)、コスタリカの首都サンホセで無観客で行われ、同級1位で東洋太平洋同級王者の同級1位の葉月さな(36=YoKOフィットネスボクシング)は王者ヨカスタ・バジェ(28=コスタリカ)に0―3の判定で敗れ、王座獲得はならなかった。2度目の防衛に成功したバジェは23戦21勝(9KO)2敗、葉月は葉月が14戦8勝(2KO)5敗1分け。

 挑戦者らしく序盤から前に出た葉月だったが、王者の手数の多さと正確なパンチに苦しめられた。攻めている場面でもほとんどクリーンヒットせず、逆に被弾が目立った。9回には右目上をカットして流血。ジャッジ3者の採点は90―100が2人、92―98が1人と大差をつけられての完敗だった。

 試合後、葉月は所属ジムを通じて「パワーは感じなかったが、想定していたより相手の身長が低くてやりにくかった。パンチを当てても、ディフェンスに回る判断力の早さがありキャリアの差を感じた。自分がもっと上手く戦えたら…悔しいです」とコメント。今後に関しては「今は何とも言えないが、良い話があれば」と現役続行を意志を示した。

 14年11月にプロデビューし、19年11月に東洋太平洋女子ミニマム級王座を獲得。昨年12月に予定されていた東洋太平洋タイトルの初防衛戦は中止となったが、その後、バジェ陣営からオファーがあり、世界初挑戦となったが、ベルトを日本に持ち帰ることはできなかった。

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2021年1月31日のニュース