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井上拓真、東洋太平洋2階級制覇!見守った兄・尚弥も絶賛「パーフェクトゲーム」

[ 2021年1月15日 05:30 ]

東洋太平洋バンタム級タイトルマッチ   〇井上拓真 負傷判定9回2分25秒 栗原慶太● ( 2021年1月14日    後楽園ホール )

王座奪取に成功した井上拓真(撮影・島崎 忠彦)
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 元WBC世界バンタム級暫定王者・井上拓真が1年2カ月ぶりの再起戦で負傷判定勝ち。WBA&IBF世界統一王者の兄・尚弥も見守る中、東洋太平洋2階級制覇を果たした。

 強打の栗原を相手に鋭い踏み込みからの左フック、カウンターの右などを次々とヒットさせて大差完勝。初回に偶然のバッティングで左目上を切った栗原の出血が激しくなり、9回途中で試合は止められたが、「自分のボクシングを貫くことができて良かった」と胸を張った。

 19年11月に正規王者ウバーリ(フランス)との王座統一戦に敗れたが、世界ランカー対決を制して世界戦線に再浮上し、「兄に少しでも追いつけるように、また兄弟世界王者を目指して頑張ります」と力強く誓った。

 ○…リングサイドで見守った井上尚は「結果はパーフェクトゲーム。これが井上拓真の強さ」と弟を絶賛した。IBF4位の栗原に勝利したことで井上拓が上位にランクされる可能性もあり、大橋秀行会長は井上兄弟の次戦について「尚弥が(IBFの)指名試合を受ける流れがあるので視野を広げて考えたい」と含みを持たせた。

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