細川チャーリー忍 金子ジム設立55周年に花添える「圧倒的に勝つ」
金子ジム設立55周年を記念したボクシング興行「GOLDEN CHILD BOXING vol.128」(9日、後楽園ホール)の前日計量が8日、東京都文京区の日本ボクシングコミッション事務局で行われ、メインのミドル級8回戦に登場する前東洋太平洋同級王者・細川チャーリー忍(36=金子)はリミット(72.5キロ)を200グラム下回る72.3キロで一発パスした。
1月に日本王者・竹迫司登(29=ワールドスポーツ)との王座統一戦に敗れて東洋太平洋王座から陥落し、今回が再起戦。計量後にオンラインで取材に応じた細川は「PCR検査で引っかかったらどうしようとか変な不安はあるけど、体調はバッチリ」と好調をアピールした。
昼夜2つの仕事を掛け持ちしており、コロナ禍でも生活に不安はなかった。ただ、「目に見えないものとの戦いに、いつまで続くのかとか、ずっと不安は抱えていた」という。普段なら試合会場には大応援団が駆けつけるが、今回は来られない仲間も多い。細川は「来てくれるか?と言えない自分もいる」と話す。とは言え、金子ジムの“看板選手”としては自覚は強く、「圧倒的に勝つ」と宣言。快勝で55周年に花を添えるつもりだ。
対戦相手の中島玲(22=寝屋川石田)はアマチュア時代に興国高、東農大で活躍。2016年に事故による首の骨折により一度は競技人生を絶たれたが、2019年5月にB級プロテスト合格し、ここまで3戦3勝。前日計量を400グラムアンダーの72.1キロで計量をパスした。
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