元日本フライ級王者・黒田雅之が左上腕の腱断裂…1年半ぶり再起戦は中止に

黒田雅之
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　川崎新田ジムは5日、プロボクシング元日本ライトフライ＆フライ級王者でIBF世界フライ級6位、WBC同級14位の黒田雅之（34）が左上腕の腱断裂のため、11月28日に東京・後楽園ホールで予定していた廣本彩刀（角海老宝石）との試合を中止すると発表した。黒田は昨年5月にIBF世界フライ級王者モルティ・ムザラネ（南アフリカ）に挑戦して判定で敗れ、今回が1年半ぶりの再起戦だった。

　同ジムの新田渉世会長によると、黒田は前の週のスパーリングで痛めた箇所を、1日のスパーで悪化させ、翌2日のMRI検査で断裂と診断された。3日に中止を決定したという。手術をするかどうかは6日に専門医の判断を仰ぎ、当面は治療に専念する予定だが、「来年3月を目処に復帰戦を目指す予定」としている。